FC2ブログ

記事一覧

預証率は最低だが、預貸率も最低である

ニュースを読んでいたら、
銀行の預証率が低下した、という記事がありました。

この記事ですね。
銀行114行「2018年3月期 預証率調査」(単独決算ベース)

マイナス金利の逆風に晒され、銀行が資金運用難に直面している。国内114行の資金運用状況を示す「預証率」が、2018年3月期に25.9%へ低下した。2013年3月期から6年連続で前年同期を下回り、調査を開始した2006年3月期以来、最低を記録した。



預証率(よしょうりつ)と言うのは
銀行の「預金残高」に対する「有価証券残高」の比率ですから
{有価証券残高÷(預金+譲渡性預金)}×100(%)
で示されると思うのだけど
これって数年前は、年々増加していました。

リーマンショック後、貸出先の低迷で、銀行は国債を大量に購入しました。
日銀の、資金循環統計を見ると、2010~2011年ごろがピークですね。
その後、日銀の国債買い付け、いわゆる買いオペと、ゼロ金利(マイナス金利)の影響で
銀行の国債残高は急激に減少して、その結果が
「預証率」の低下、ですね。

では、この有価証券残高の急速な低下に伴い増加する現金の貸出先は確保できたのでしょうか?

これに関しては
2018年3月期決算 単独決算ベース「銀行114行 預貸率」調査
 

2016年2月に日本銀行がマイナス金利を導入し、2年を経過した。国内銀行114行の2018年3月期の預貸率は、65.53%(前年同期66.47%)で、調査を開始した2011年以降で最低を記録した。


この記事を見ると、
どうやら、貸し付けは、うまくいっていないようです。

預貸率(よたいりつ)と言うのは
銀行の「預金残高」に対する「貸出金」の比率ですから
{貸出金÷(預金+譲渡性預金)}×100(%)
となるのでしょうか。

「預証率」と「預貸率」で分母となっている、預金なのですが
一般社団法人全国銀行協会が平成30 年7月6日に発表した
全国銀行 預金・貸出金速報― 平成30 年6月末 ―
を見ると、
預金(実質預金)の動向として、

全国銀行の実質預金は、前月末比2 兆4,523 億円、0.3%減、前年同月末比では26 兆6,793 億円、3.7%増となった。前年同月末比増加は、141 か月連続である。


と書いてある。
どうやら、預金は、10数年間増え続けているんですね。
貸出金の動向に関しても
82ヶ月間連続して増えているんですけど、その増加の割合が、預金増加に追いつかない。
そのために、預貸率の低下を示しているんですね。

この、預貸率、
都市銀行と地方銀行では様相が異なります。
都市銀行では65%程度の預貸率が
地方銀行では75%を超える預貸率となります。

都市銀行に比べて、
地方銀行の方が、貸し出しが活発なのですね
ただし、その貸出先の原動力となったのが
不動産・アパートローン向けの融資拡大なのですね。

そういえば、かぼちゃの馬車とかスルガ銀行、なんてお話もありましたけど
このまま、
不動産・アパートローン向けの融資拡大を続けて行けるのでしょうか。

極めて興味のあるお話です。

最後に、
銀行所有の国債の減少が、2017年第4四半期には頭打ちとなりました。
この先、預証率の低下は落ち着き、預貸率は減り続ける。
ということになるのでしょうか。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分らしさへ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

いろいろでセカンドライフ

Author:いろいろでセカンドライフ
FC2ブログへようこそ!