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日本の投資信託の世界はやっぱガラパゴスだと思ってしまいました

私、投資信託はインデックスファンドばっかり買っています。
それも、信託報酬の低い方から選んで。
さらに、日本市場単独の投信はほとんど買っていません。
日本の個別株は持っていますけど。

別に、インデックスファンドが好きだから買っているわけではありません。
また、日本市場の先行きを憂えているから、日本市場の株を買っていない訳でもありません。

個人的には、個別株の方が好きだし、アクティブファンドの方が好きだけど
私自身で個別株を選択する行動がめんどくさいのと、
優良なアクティブファンドを選択できる能力が無いために
仕方なしに、誰でも簡単に買える全世界型のインデックスファンドを中心に買っているのです。

また、債券ファンドは全く購入していません。
所有している債券は現在は日本国債変動10だけです。
私には、現状では債券ファンドを購入する理由が考えつかないのですよ。

インデックス投信、「安物買い」しないための注意点この記事の中で、こんなことが書いてあります。

日経平均株価に連動するインデックス型投信について、運用にかかる実質信託報酬を横軸に、5年リターン(年率)を縦軸として分布状況を調べたものだ。分布の形状は右肩下がりで、信託報酬が安いほどリターンが高くなる傾向を示している。10年リターンと信託報酬の関係を見ても、傾向はほぼ変わらなかった。



確かに、インデックスファンドの場合は、ベンチマークが同じであれば信託報酬が低い方が運用成績が良さそうなんですけど
試しに、日本株式のインデックスファンドとインデックスファンド以外のファンドの3年リターン(記事の中では、5年と10年であること、短期ほど信託報酬の差が結果の差にリンクしにくいんじゃないかとも思い)
の信託報酬とリターンのグラフと回帰曲線を作ってみました。
その結果が以下のようになります。

まずは日本国内のインデックスファンドで3年リターンの成績がある86ファンド
縦軸が3年リターン、横軸が信託報酬、黒線が相関係数の回帰曲線です。
3年リターンの平均は5.02%、相関係数は0.089、
信託報酬とリターンには、ほとんど相関関係ないですね。
日本国内インデックスファンド3年リターンと信託報酬

次が、インデックス以外の日本国内ファンドの490ファンド
縦軸が3年リターン、横軸が信託報酬、黒線が相関係数の回帰曲線です。
3年リターンの平均は7.86%、相関係数は0.112
信託報酬とリターンの相関はほとんど無いですね。
インデックス以外の日本国内ファンド3年リターンと信託報酬

この両者のデータを比べて面白いのは
日本国内ファンドにおける3年のリターンにおいては、インデックスファンドよりもそれ以外のファンドの方がリターンが高いのですね。
日本国内と言う、辺境の地では、インデックスファンドよりもアクティブファンドの方が運用成績の平均は良いようです(当然σはアクティブの方が大きいのですが、シャープレシオに関しては、今回考えていません)。

では、外国証券のインデックスファンドとそれ以外のファンドではどうなるのでしょうか。

まずは海外インデックスファンド、65ファンドの3年リターンと信託報酬のグラフです
縦軸が3年リターン、横軸が信託報酬、黒線が相関係数の回帰曲線です。
3年リターン3.21%、相関係数-0.074
リターンと信託報酬には相関関係が認められません。
海外インデックスファンドの信託報酬と3年リターン

次が海外のインデックス以外のファンド、698ファンドの3年リターンと信託報酬のグラフです。
縦軸が3年リターン、横軸が信託報酬、黒線が相関係数の回帰曲線です。
3年リターン1.28%、相関係数-0.023
リターンと信託報酬には相関関係が認められません。
海外インデックス以外のファンド信託報酬とリターン

日本国内のファンドと海外ファンドの大きな違いは
インデックスファンドとインデックス以外のファンドの3年リターンの差ですね。
日本国内ファンドでは、インデックスファンド以外のファンドがインデックスファンドよりも、リターンが優れているようです。
それに対して
海外ファンドは、為替の影響もあるかもしれませんが(為替の影響はインデックス、インデックス以外どちらのファンドにも同じ影響を与えていると思うけど)
インデックスファンドの方がインデックス以外のファンドよりも3年のリターンが優れているのですね。
日本と海外、まったく逆の結果となりました。
さらに、全てのグラフで、3年リターンと信託報酬間には相関関係が認められませんでしたが
日本国内のファンドでは、インデックスとインデックス以外のファンドともに、回帰曲線がやや右上がりとなりました。
これに対して、海外のファンドでは
インデックスとインデック氏以外のファンドともに、回帰曲線がやや右下がりとなりました。

やっぱ、日本はガラパゴスなんだなぁ、としみじみ思いますよ。

面白いものです。

前出の記事の最後で

インデックス型の安売り競争を続ける投信業界だが、価格以外に訴求ポイントはなく、多くの運用会社で低コストのインデックス型は赤字覚悟の「特売商品」になっている。コモディティー商品である以上、5年、10年後には淘汰・寡占化が進んでいるだろう。「運用業界衰えてインデックス型あり」という状況になれば、それは決して投資家のためにならない。


と結ばれています。

私、今の状況が安売り競争とは思っていません、まだまだ投資信託が正常化する途上だと思っています。
年間1%を超えるような信託報酬(ときに2%を超えます)、さらには3%を超える販売手数料を稼ぎだす、これまでの日本の投資信託が異常だっただけですよね。

さらに、個人的には、今のインデックスファンドには、将来的には価格以外に訴求ポイントがたくさんあると思うんですよ。
既存のベンチマーク利用するけど、新たなアセットを考えるとか(eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)なんて面白い発想ですよね)。
新たなベンチマークとしてスマートベータを利用したインデックスファンドを考えるとか(再現性のあるベンチマークだが従来のインデックスを超えるリターンを叩きだすみたいな)。
アクティブファンドの範疇だけど、AI利用により信託報酬はインデックス以下とか(AIのみによるデータ解析と徹底的な合理化で、インデックスに対抗できる信託報酬)。
最終的には、信託報酬がほぼゼロでも成立するインデックスファンドの創設とか(現状の0.2%程度の信託報酬も、10数年前のファンドの常識からするとケタ違いであり、コストほぼゼロとも言える)。
などなど、
訴求する点に関しては、
いろいろ出てくると思うんです。
何しろ、テーマ株のように、
次々と高信託報酬の投資信託を出して行く戦略には
グローバルに考えると、先が無いだろうし
現状で「運用業界衰えてインデックス型あり」と考えるレベルでは、勝ち残れないんじゃないかと思います。

今のままでは、価格の訴求性の元である、
圧倒的低信託報酬を支える巨大なマザーファンドを抱える海外インデックスファンドには、
とうてい太刀打ちできませんよね。

さてさて、投資信託の未来はどうなるのでしょう。



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