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経常黒字の示すもの

平成29年上半期の国際収支状況(速報)が発表されまして
経常収支が10兆5101億円の黒字となり、平成19年(2007年)リーマンショック後の記録を更新したようです。
ちなみに、平成19年下半期の経常黒字額は12兆798億円のようです。
平成29年上半期中 国際収支状況(速報)の概要より。


当然記事にもなってます。
経常黒字10兆5101億円=リーマン後、最大―17年上半期

財務省が8日発表した2017年上半期(1~6月)の国際収支速報によると、海外とのモノやサービスの取引、投資収益などの状況を示す経常収支は、10兆5101億円の黒字となった。経常黒字額は前年同期比0.3%増で、半期ベースで2期ぶりに10兆円台を回復。07年下半期に次ぐ高水準で、リーマン・ショック後では最大だった。


と書かれています。
タダ、この記事最後の部分で
 

サービス収支は2974億円の赤字。訪日観光客数が伸び、旅行収支は半期ベースで過去最高を記録したが、知的財産権の使用料減少などで赤字幅が拡大した。

と書かれていて、知的財産権の使用料が減少したかのような記載がありますが
平成29年上半期の知的財産権等使用料
受取額は2兆3428億円  支払い額1兆1408億円 帳尻1兆2020億円の黒字で
平成28年下半期の知的財産権等使用料
受取額は1兆9398億円 支払い額1兆1878億円 帳尻7520億円の黒字
ですから、知的財産権等使用料の29年上半期は28年下半期に比較して、受取額支払い額ともに増加しています。
もし、対前年前半期との比較でも増加しているので、この記事の最後に書いてあることが
私のようなアホには理解できませんでした。

と言うことで、たぶんこの発表に対して、いろいろ言われるのは
いつもの、
内部留保が積み上がりすぎ。
という批判でしょう。
同時に、企業はもうけ過ぎ
そして、日本の労働分配率が低すぎる
賃金上げろ
と言う流れでしょうか。

個人的に、賃金上昇に関しては、
賛成します。
タダそれは内部留保云々の話とは異なるように思います
企業の内部留保をめぐる議論などを読めばわかりますけど
設備投資減少は、世界的な流れなんでしょうね。
そりゃ、産業構造が激変しているから当たり前なんですね。

土地を買うとか、工場作るとか、人を雇うとかと言った、過去の投資の考えよりは
R&DとかM&Aとかと言ったところに資金需要があるんでしょうね。
そして、内部留保による借入金の減少、自己資金による投資と言った変化でしょう(銀行涙目)。

経常収支黒字の中身見てもわかりますよね
貿易収支は、リーマンショック後に黒字から赤字そして黒字へと短期間で大きな変動しています。
経常収支の主役は貿易収支から第一次所得収支へと移っているんです。

また、労働分配率低いのにもかかわらず、
国際比較で低い日本の企業の利益率(賃金と言う費用が上昇すればさらに利益率は下がる)
低い利益率の中での配当性向増加(それでも平均配当性向は低めですが、配当企業の割合は高め)、
そして、同様に低い労働生産性。
なんだか、我慢大会のようです。

リスクに及び腰の労働者及び経営者(まさにルンバのお話につながりますね)では利益率は上がらない
これって、日本人の投資行動(現金偏重の資産、そして極端な自宅と言う不動産への過剰投資)にもつながります。
その割には、すぐに騙すし騙される。

こんな状態なのに、、途中をすっとばして
バランスシートの右側、負債・純資産の部の純資産の部の利益剰余金である内部留保を
損益計算書の費用である賃金へと直接変換しろ言うことだけに注目するのは
少し乱暴な気がします(まさにリスクを取らないで、賃金上昇と言うリターンだけを得ようとする)。

あと、これも、完全な私的な意見ですけど
社会保障による高齢者への資産移転は、決して無駄では無い部分もあるんじゃないかと思うんです。
基本的に、すぐに使いますので。

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