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個人向け住宅ローンの比重が増す銀行経営

銀行の貸出額における、個人向け住宅ローンの比重が増しています。

銀行の貸出総額は、2000年12月475兆円でした
これが2016年12月478兆円。
16年経過しても、貸出総額はほとんど同じなんですね。

その中で個人向けの貸し出しですが
2000年12月96兆円だったものが
2016年12月135兆円と約40%の伸びを示しています。

銀行の貸出総額と個人向け貸出額の推移をグラフにすると
銀行貸し出し額及び個人向け貸出額の推移
このようになります(数字は日本銀行主要時系列統計データ表貸出データより)。
着実に、銀行貸出額の中に占める個人向け貸出の比重が上がってきています。

なお、銀行における個人向け貸し出しの中身は
135兆円の中の120兆円は住宅ローン、5兆円はカードローン等になります。
銀行からの個人向け融資は、実質的に、ほとんどが住宅ローン融資と言うことになりますね。

銀行の貸出額、2000年と比較して、法人向け減っているんです。
設備投資も減ってるし、中小向けも減っている。
住宅ローンだけが伸びてる感じです。あと、カードローン。

この記事でも似たようなこと言ってます。
住宅ローンの借り手も条件も限界にきている

昨年、銀行の住宅ローンの残高が初めて120兆円を突破した。この10年間で約3割、30 兆円の増加である。背景には主要国で一二を争う“借りやすさ”がある。頭金の割合は物件価格の2割が一応の基本とされているが、場合によっては100%を超える借り入れも可能だ。期間の面でも最近は最長50年まで借りられるなど、世界最長のスウェーデンに次いで長い借り入れができる。住宅ローン残高の1%分税額控除を受けられるという税制メリットもある。





住宅ローンの貸出残高に占める国内銀行の割合は
1989年は38兆円、35.7%でしかありませんでした。
それが、2016年には120兆円を超え、
住宅ローン貸し出し残高の国内銀行の割合が65%となっているんです。
金額にして3倍以上、割合にして2倍になっているんですね。

1989年当時は、銀行と並んで、住宅ローンの主要な貸出元であった、住宅支援機構(1989年当時は住宅ローンの32%程度を占めていた)からの融資は、今では12%程度を占めるにすぎません。
業態別の住宅ローン新規貸出額及び貸出残高の推移より


銀行にとっても、個人の住宅ローン融資は、今は主要な貸出先となっているのです。

これって、とっても怖いことなんですよね。
だって、今の日本って
もしかしたら、バブル期以上に不動産融資が銀行の経営を左右していると言えるのかもしれませんから。

経済成長がほとんど無く、人口も減少期に入り、少子高齢化の進む日本のこの20年の間、
銀行からの法人向け融資はほぼ横ばいから漸減傾向の中で
個人向けの住宅ローン融資だけが順調に伸びている。
経済成長ゼロ・人口減少・少子高齢化・社会保障費増
なんてことは忘れてしまっているんでしょうか?

1990年ごろとはまた異なる、不動産バブルが形成されているのかもしれません。
でも、その一方で
昨日のブログ(急速に進む1都3県の高齢化)の中で触れた記事にも書かれていたけど
「空き家大国ニッポン」のゾッとする近未来~首都圏でさえこの惨状… 無計画な開発の果てに

いまの日本を滅ぼしかねない大問題は、「空き家」の激増だ。それは、人口が減少するのに住宅はつくられ続けるという不可解な現実に由来する。


なんてことが進行しているんですね。

そろそろ、
「我が家を持つのが夢」
なんて言う、悪夢を見るのは止めたほうが良いんじゃないかと思うんです。

え?
私?
生まれてからいままで、一度も不動産は買ったことが無いんですよ。
だって、親からも不動産、相続させられちゃいそうでしょ。
それ、どう処分するか、今から頭が痛いです。

私ぐらいの世代は、親が家持っていること多いから、
夫の親にも家があり、妻の親にも家があり。
どっちも賃貸にも出せないような家の構造と立地で、
いったいこの不動産をどうしろと言うのかと。

そんな悩みを持った人たちが、たくさんいるわけです。
それなのに、自分の家を買ってしまうし、
さらには、欲も人並みに持っていますから、なかなか
不動産を手放せない。
古い家でもそのままの方が固定資産税がどうのこうのとか
アパートでも建てて相続税がどうのとか、
とにかく少しでも有利にしたくて四苦八苦。

なかなか救われない世界なわけです。
そうしているうちに、欲と現実の板挟みで、売るに売れない状況となる。

自治体も、そんなごみのような不動産の山を抱えて
またまた頭が痛い。
インフラ維持するのに金かかり、分散した高齢者へのサービス提供に人と金がかかり
廃屋整備に金かかり。
仕方が無いから、人(若者とか金のある老人とか)を集め、ふるさと納税集めるために金かける。

大変興味深い循環が起こっています。
これって将来どうなるんだろう?
とても先行きが気になる話ですよね。

このブログは私個人の勝手な意見を書いています。
中身は正確ではありませんから、参考になりません。


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コメント

無理もない

こんばんは。

銀行の貸出残高に占める個人向けローン=住宅ローンが伸びているのは、優良債権だからだと思います。もちろんここ数年の低金利も背景にあるでしょう。個人的には将来数十年にも亘って返済し続けなければならない借金なんて絶対嫌だったので、家もキャッシュで買いましたけど、ほとんどの人は税制上のメリットもある住宅ローンを組むんでしょうね。棺桶に片足を突っ込むようなすごい決断を多くの日本人がしているんですね。私には驚きです。

Re: 無理もない

パルタ7さん、コメントありがとうございます

> こんばんは。
>
> 銀行の貸出残高に占める個人向けローン=住宅ローンが伸びているのは、優良債権だからだと思います。もちろんここ数年の低金利も背景にあるでしょう。個人的には将来数十年にも亘って返済し続けなければならない借金なんて絶対嫌だったので、家もキャッシュで買いましたけど、ほとんどの人は税制上のメリットもある住宅ローンを組むんでしょうね。棺桶に片足を突っ込むようなすごい決断を多くの日本人がしているんですね。私には驚きです。

確かに、低金利とはいえ、みんな頑張って返しますから、優良債権なんでしょうね^^
資産が充分にあり、その一部として、自宅や不動産投資するのは、大変有効だと思うんですけど
あまりにも、不動産偏重が大きいのは、不安が強くなります。
特に、日本のように地震や台風と言った自然災害の多い国の場合。

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