記事一覧

ロボット人権宣言、これはシンギュラリティを超え、人間が絶滅危惧種となる時代の始まりか

イヤぁ、とうとうロボット人権宣言が、まともに議論される時代になってきたんですね。

ロボットに「人権」はあるのか? 欧州議会で議論が勃発
Forbes JAPAN 1/25(水) 7:00配信

欧州議会の法務委員会が「ロボットに関する民法のルール」についてのリポートを提出したことでそれが現実となった。法案も提出されるとみられる。


と書かれていますから、まずは民事での責任が問えるかという点に関しての議論だったのでしょうね(刑事責任では無い)。

この場合、ロボットが製造物として
プログラムとデータが読みこまれたAIを組み込んだロボットという躯体、
それぞれの製造者(プログラマーや、テータ管理者、躯体製造者など)に責任を問う、
ということになるのでしょう。

ただし、損害の原因が、どこにあるのかを明確化するのは困難を極めると思います。
だって、プログラムとか利用したビッグデータのどこに、今回の損害の原因があるか示すことができて、
その原因を排除できるだけの判断材料がAIに読み込む以前にわかっており、
それを担当の人間が予見できて予防できたのか。
ということを証明できるとは思わないんですよね。
(だったら、そんな危険なもの作るな、という話になりますけど、そう言うあなたはアーミッシュとして生きられますか?という話になりそう。)

そのあたりから考えると、個別でそれぞれ、民事訴訟起こすのではなくて
自動車事故で言うところの、保険のようなものを利用して(場合によっては税金で)、
損害を補償(賠償)する、というのが妥当な落とし所だと思うんですけど、
どうでしょうか。

この点に関して、記事内でも

どんなケースにおいても被害者には必ず損害を賠償するべきであり、それは強制保険や補償基金を通じて行うべきだという。


という形で言及されています。

この賠償に関しては
先ほども述べたように
責任の証明が困難を極める関係上
無過失責任としての賠償となる可能性が高いですね。

もし、無過失責任となりさらに税金による賠償となると
被害者に対する無制限の賠償となる傾向が見られます(これは日本では良く見られますね)
そうなると、天井知らずの賠償額の請求へとつながりやすいため
当然、税金投入の場合は上限の設定が必要でしょうね。

次に、保険によって賠償する場合も、保険の原資を誰が提供するのかという問題があります。
国や自治体が提供するタイプ(健康保険なんかはそうですね)であると(当然上限があります)、
加害者への加害行為抑制作用が極めて限られる、
という問題が出てきます。

タバコによる健康被害見たらわかりますよね、タバコ製造会社に責任が及ばないと、
タバコ製造に抑制作用が出ませんよね。
(さらに言えば、いまだに、完全禁煙に反対する外食産業や娯楽産業があるのは、タバコの煙による健康被害の損害賠償が禁煙をまともに行っていない外食産業が娯楽産業に請求されていないため、というのが大きいですね。)

これらの点に関しては、書きたいことまだまだあるけど
まぁ、この辺で。

そんな感じで、ロボット関連の損害には、民法が適用されるんでしょうか。

この記事の最後に

「ロボットは共感を示すことはできるが、感じることはできない」と指摘する。


と書かれていますけど、このことは現時点では事実なんですけど、
シンギュラリティ(技術的特異点)を迎えたとき、これが事実であると言えるんだろうか。
将来のその時、AIが、「感じることはできない」ことの証明が人間にできるとは思えないんですよね。

そして、ついに
AIがシンギュラリティを超えたとき、
人間はAIをコントロールできるんだろうか。
人間が、絶滅危惧種となっていたりしないんだろうか。

もしかすると、私の寿命のあるうちに、その時代迎えるかもしれないんです。
これはこれで、興味がありますよね。
私にとっての、悲劇的な結末だけは、願いさげにしたいんです。



AI・ロボット・自動運転の法的実務の課題と対応の方向性

AI・ロボット・自動運転の法的実務の課題と対応の方向性(その2)


人工知能の民事責任について

シンギュラリティとは ~ 2045 年問題 - JNSA

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分らしさへ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

コメント

No title

へえ、何ともうそんな話が出てるんですか。

確かにロボットが感じることが出来ない証明なんてできませんね。そうやってタカをくくってたらCPUがいつしか感情を持ってクーデターなんてのは、あらゆる漫画・映画・ゲーム等の定番ですもんねえ。怖いです。

Re: No title

プライアさん、コメントありがとうございます

> へえ、何ともうそんな話が出てるんですか。

民法適応は、これまでもあちこちであるようです。
AIが当たり前になる時代には、必要なことなのかな。

>
> 確かにロボットが感じることが出来ない証明なんてできませんね。そうやってタカをくくってたらCPUがいつしか感情を持ってクーデターなんてのは、あらゆる漫画・映画・ゲーム等の定番ですもんねえ。怖いです。

ニューロコンピュータが進化していますから
人が証明できるできないとは関係なく、
自己保存などとも関係なく
意識がある無しとも関係なく
プログラムのままにクーデター、
なんてことは
いくらでも起きそうです^^;

その時、AIにとって
他の生命体は、どんな存在なんだろう?
単なる他の物質なのかな?

No title

面白いですね。
権利(人権)が必要かどうかは置いておいて、共感って入力に対する出力(反応)のひとつの形態でしかないとも思うんですけど、何か特殊なものとして人間を定義したいんですかね。

Re: No title

Colorless Freedomさん、コメントありがとうございます

> 面白いですね。
> 権利(人権)が必要かどうかは置いておいて、共感って入力に対する出力(反応)のひとつの形態でしかないとも思うんですけど、何か特殊なものとして人間を定義したいんですかね。

刑事罰が認められて、禁錮10年とかになったら面白いんだけど^^

キリスト教にしてもイスラム教にしても、なんだか人間を特別なものととられているようなので
面白いです。
確かに、欲とか他者を甚振ることに関しては、特別かもしれないんだけど。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

いろいろでセカンドライフ

Author:いろいろでセカンドライフ
FC2ブログへようこそ!

最新トラックバック

カレンダー

02 | 2017/03 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

アクセスランキング