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「子供は負債」の意見に有効な手だてが無い国は、すでに詰んでいるのかもしれない

最近、いくつかのブログで
「子供は負債」という意見が書かれていました。

私は一応、二人の子供を育てましたけど
現状の日本を考えると、その通りかなと思ってしまいます。

だって、子育てを資産形成という経済的側面だけで考えると
ハイリスク・マイナスリターンの投資ですから。
せいぜい、心理的な側面で
子供を授かったことによるメリットを訴えるのが関の山です。
もちろん、戦前までの日本という農業共同体が全国の小集団・小社会を支配していた時代なら、
そして、家父長制度が地域社会を支配していた時代なら、大きく異なったのでしょうけどね。

ただ、結婚(同棲でも同居でもよいけど、結婚の方が利点はあるかも)に関しては資産形成という経済的側面から考えると
マイナス面よりは、プラス面が多いと思えます。

子供に関して、たとえば

子供は授かりものである
子供がいるおかげで、仕事の張り合いがある
子供は生きがい
子供のいるから幸せをより感じられる
子供のおかげで結婚生活が続けられる
子供(孫)がいると両親から援助が受けやすい
子供がいるから税金面で優遇され、児童手当が受けられる

なんてことがよく言われます。
最後の二つは、子供がいる経済的な利点かもしれないけど
それ以外は、利点とは言えないでしょう。
また、最後の二つも、子供を育てることによる
夫婦の経済的損失をカバーできるほどでは無いですね。

何しろ、子供一人を一人前にするのには2000万円かかるとか言われますから。

では、何らかの国の政策として
税金を子育て支援に振り向ければよいのか
というと、
現状の社会保障費を見てみると
医療費は平成26年度40兆円
年金給付額平成26年度、53兆4千億円
国の予算としての社会保障費は
平成28年度約32兆円(年金の国庫負担分11兆4千億円、医療の国庫負担分11兆5千億円、少子化対策費2兆円)

2017年度予算も、社会保障費は過去最高を記録しそうで、一般会計総額も過去最大の97兆円規模となりそう。
とにかく、国に金は無いんですね。毎年税収は不足していますから。
子供にお金回そうとするなら、
新たな財源(要するに消費税)か新たに国債を発行するしか無いような状況です。
どこかの予算削っても良いけど、大量に予算使っているのは決まっているので、なかなかそこにメス入れられないでしょ。
これからも、高齢化、老人化率(現在ダントツ世界一)の上昇、でますます社会保障費は増えそうなのに。

そして、今若者にとっては、子育てなんて贅沢品となりつつあります。
そんな中、子育てに大きな予算を組めと言っても、難しいんじゃないでしょうか?
だって、高齢者は身を削らないと子育てに予算回せませんよ
若者だって、贅沢品の子育てに税金回すぐらいなら、自分たちの給料上げろと思いますよね。
どうしたって、子育ては少数派になりますよ。

ということで、これからもこの国では、子育てに
厚い支援はなかなかできそうにないのかもしれません。

その先には、さらに国が貧困になっていくという姿なんでしょうかね。
そんな国に、投資したい人は少ないと思うし
そうなると、社会の変化は一方向に進みやすくなり、
国民の選べる選択肢は減り、
さらに貧しくなるという循環に入るのかもしれませんね。

この国がそこまで落ち込むのに、
あとどれほどの時間が残されているのかはわかりませんけど
子供は負債、という考えが一般に通用するようになると、結構早いかもしれませんね。
だって、子育てが負債となった社会では1世代程度で社会構造は激変しますから。

私個人の意見として、
現状の日本で、私の子供が子供を作るかどうか悩んだら
「子供を作りなさい」とはアドバイスできないんですね。


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