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「70歳以上で十分」というより「70歳以上にしなきゃヤバい」ということでしょう

最近、刺激的なタイトルが多いんです
これもそんな記事の一つかな

年金の支給開始年齢は「70歳以上」で十分だ
東洋経済オンライン 11/6(日) 15:00配信

先進諸国が国民の利益に最もかなう措置を講じるならば、公的年金の支給開始年齢を70歳以上に引き上げるべきだ。実際には、大半の先進国の支給開始時期がこの年齢を下回っている。


こんな感じで、始まります。

フランスでは1970年、男性労働者の平均的な退職年齢が67歳と、当時の男性の平均寿命とほぼ同年齢だった。だが現在、同国での平均退職年齢は60歳弱に下がっている。公的な定年は65歳だが、実際にはもっと早くから公的年金を受け取るようになっているのだ。一方で男性の平均寿命は83歳近くにまで上昇している。


ということですから、フランスでは退職年齢が徐々に低年齢化しているんですね。
では一方日本はどうなんでしょうか?
確か、私が働き始めたころは55歳が退職年齢だったように記憶しています。
何しろ、
1986年、「中高年齢者等の雇用の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律」が成立して、
その第二章 定年の引上げ等による高年齢者の安定した雇用の確保の促進
の第四条で「事業主は、その雇用する労働者の定年(以下単に「定年」という。)の定めをする場合には、当該定年が六十歳を下回らないように努めるものとする。」
となりまして、定年60歳が努力目標になったんですね。当然それまでは55歳定年がほとんどでした。

それがさらに、
「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律」が2012年にまたも改正されまして
希望者全員の65歳までの雇用を義務化がなされたわけです。
といううことで、日本では退職年齢はどうやら、フランスとは異なり徐々に遅くなってきているようですね。

さらにこの記事では

フランスは現在、年間でGDP(国内総生産)の14%に相当する額を公的年金に費やしている。同比率はイタリアでは16%近くにも達する。これはOECD(経済協力開発機構)加盟国で最高だ。日本やドイツ、ギリシャやポーランドなど、同比率が10%を超すOECD加盟国は13カ国に及ぶ。


と書いてあります。
どの国も、年金の国家財政に占める割合が増え続けているようです。
日本の公的年金の受給総額は平成26年度末現在で53兆4千億円です。その年のGDPは499兆円、
したがって、GDP(国内総生産)の10.7%に相当する額を公的年金に費やしているということになります。
フランスほどじゃないけど、多いですねぇ

さらに

今後、先進国の65歳以上の人口比率は5分の1に達し、最終的には3分の1にまで上昇するとみられている。
このまま現行制度が続けば、年金支給額は公的支出の中でさらに突出していくだろう。奇跡的な景気回復でも起こらないかぎり、政府債務の削減はますます困難になる。

ということらしいですけど、
日本の高齢者人口比率(65歳以上の人口比率)は2015年の段階で、26.34%です。
つまり、65歳以上の人口比率は5分の1どころか、4分の1も超えており、最終的と言われる3分の1が視野に入っているんですね。
凄い!!

最後は

2008年の経済危機から回復がもたついている根底には、こうした不都合な現実に先進諸国が目を背けてきた事情がある。公的支出を今後も定年退職者に大量かつ長期的に振り向けるような国家には、破産リスクが生じて当然である。今、先進諸国の政府や企業、個人にとって喫緊の課題は、企業における就業期間のあり方を抜本的に見直すことだ。

と結んでいます。
この記事書いた方は、イギリスのジャーナリストの方ですかね。
はっきり書いていますね。

私は、個人的には、年金受給は70歳まで繰り下げる予定です。
受給額を引き上げたいという思いがあるのは事実なんですけど、
それ以上に、この記事書かれた方と同じように、
日本の年金財政の現状での継続性には大きな疑問を感じているんです。

それじゃあ、お前はセリリタイヤせずに、もっと働け
というお話なんですけど。
私の場合は、
「働いて収入を増やし、できるだけ年金に頼らない老後を目指す」、
という選択肢では無くて
「資産形成と節約で、できるだけ年金に頼らない老後を目指す」
という選択肢を選んだので、
その結果がセミリタイヤなんですね。

その結果がこれから、吉と出るのか凶と出るのかはわかりません。
ただ、これからも資産形成と節約は続けて行って、
たとえ年金が半分になってもやっていけるような体制を作っていきたいなと思っています。


年金や老後に対する考え方は、皆さん異なると思います。
正解は無いのでしょう。
ただ、自助努力だけはこれからも怠らないようにしたいと思います。

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コメント

No title

毎年平均余命が長くなっているのですから、
制度が厳しくなるのは自明です。

毎年60歳の方の平均余命を調べて、
それが長くなった分、
5年後の支給開始年齢を後にずらすべきだと思いますね。

Re: No title

mushoku2006さん、コメントありがとうございます

> 毎年平均余命が長くなっているのですから、
> 制度が厳しくなるのは自明です。
>
> 毎年60歳の方の平均余命を調べて、
> それが長くなった分、
> 5年後の支給開始年齢を後にずらすべきだと思いますね。


平均余命の延長→医療費増加・年金受給額増加
これはセットみたいなものですからねぇ
我慢大会がどこまで続くのか、どこまで耐えられるのか
倒れる前に気がついてほしいんです。
「それ、無理だろう」と。

No title

現実肯定では彼らを甘やかすことになるように見えてしまいます、、、。皆様自身は大丈夫なくらい計算もきちんとされ自制し努力され乗り越えられるのだろうと思いますが、発信が行政に支給延期の免罪符を与えてしまっているようにみえて心配です。皆様のように計算する余裕なくリタイヤされた方には酷かも知れませんし。。。

Re: No title

コメントありがとうございます

> 現実肯定では彼らを甘やかすことになるように見えてしまいます、、、。皆様自身は大丈夫なくらい計算もきちんとされ自制し努力され乗り越えられるのだろうと思いますが、発信が行政に支給延期の免罪符を与えてしまっているようにみえて心配です。皆様のように計算する余裕なくリタイヤされた方には酷かも知れませんし。。。


そうなんですよね。
すでに、時間的に自助努力が不可能な方も多いと思います。
そのような方のために、セーフティネットは不可欠でしょうね。
これも、将来は限定的になりそうですけど。
本来なら、余裕を持って制度変更の対応してほしいんですけど。
なかなかできないのでしょうね。

No title

国の年金なんてこのようにいかようにも後にずらしていける制度なので全く信用していません。
僕らのころには80歳支給開始かな?w
いずれにしても払うのがバカバカしい制度だし、当然アテにはせずに資産形成していきます。

Re: No title

招き猫の右手さん、コメントありがとうございます

> 国の年金なんてこのようにいかようにも後にずらしていける制度なので全く信用していません。
> 僕らのころには80歳支給開始かな?w

国民に甘い夢を見せておきたいんでしょうかね。
しっかり現実を知らせてほしいものです。

> いずれにしても払うのがバカバカしい制度だし、当然アテにはせずに資産形成していきます。

全額免除申請だけはしておきましょう^^
招き猫の右手さんだったらそのあたりはしっかりしてるから、心配ないけどw

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