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正しい選択だと思うんですよね

ゆとり世代がまた攻撃されているんだろうか?

インフレ知らず悲観的…物価2%、ゆとり世代が壁
消費より貯蓄優先
2016/10/31 4:20 (2016/10/31 3:30更新)日本経済新聞 電子版

1990年代後半以降のデフレ下で育ってきた若者の消費がさえない。収入があっても貯蓄にお金を回しがちで、中高年が夢中になった自動車やステレオなど見向きもしない。日銀の物価2%目標のメドがいっこうに立たないのは、そんな「ゆとり世代」の冷めた物価観や消費行動が一因かもしれない。


なんだそうです。

ゆとり世代と言われても、そんな教育を受けた当の本人たちにとっては
大人が勝手に教育制度変えて
「受験競争はケシカラン」
「詰め込み教育には弊害が多い」
「海外の教育を見習え」
などと言われて、本人たちの意思なんて関係なく
教科書は薄くなり、授業時間は少なくなり、週休二日となり
10年20年とたち、
今では
「ゆとり世代はケシカラン」
「授業内容を見直せ」
「授業時間を増やせ」
なんて言われています。
まさに、そんな授業を受けさせられた当の本人たちにとっては、
「なんのこっちゃ!訳わからん!!」
というわけですよね。

その間、現状の教育に不安を感じた人たちは
公教育に見切りをつけて、塾や私立校に流れる生徒が増えたわけで
ゆとり教育はちゃんと教育格差社会の礎を築いたわけで
その役割は果たしたのでしょう。
まぁ、そんなことはさておいて

「デフレ下で育ってきた若者の消費がさえない」
なんてことは、当たり前のことなんじゃないかと思うんです。
だって、私のようにインフレ時代に育った者にとっては
物価はどんどん高くなる、昨日と今日では値段が違う、なんて時代を生きてきましたから
「ほしいものはいつ買うの?」
「今でしょ!」
という条件反射があったんです。
今日は100円で買えたのに、明日は110円となるかもしれないんですからね。

それがデフレになって、値段は逆に下がっていく、そうなると
「ほしいものはいつ買うの?」
「絶対必要になったときでしょ!」
となるわけですよね。
だって、今日100円で買えたものが明日は90円かもしれないんですから。

デフレ以外にも、少子高齢化・経済停滞・年金不安・雇用不安・・・
どれも消費を刺激する要因にはなりません。

その上、価値観の多様化も進んで
「みんながおんなじ物をほしくなる」
「お互いに比べあって、優越感に浸り劣等感を刺激される」
「持ち物で、ヒエラルキーが決まる」
「いつかはクラウン」
なんて、決まり切った消費行動はとらなくなったんですよね。
そりゃあ、数字として示される消費統計には反映されにくいですよね。

記事の中には、多数のツッコミどころが散布されています。

総務省によると1999年から2014年にかけて30歳未満の消費支出は14.6%減少した。ほかの年代も似たり寄ったりで支出の減少幅は平均で約12%。30~39歳に限れば25.8%も減った。


イヤ、その前に給与を上げろってことですよね。
若年者が最も消費減らさなけらばならない社会って、詰んでるんじゃないですか?

若者が消費低迷のやり玉にあがるのは、稼いだ額に見合うお金を使っていない面があるからだ。可処分所得は多くの年代で減少したが、30歳未満では99年から14年の間に逆に2%増えた。一方で消費が減った結果、貯蓄率は15.7%から30.9%へとほぼ2倍に高まった。全年齢平均の貯蓄率の上昇幅は5.8ポイントなので、若者がお金をため込んでいるように映る。

何言っているんでしょう。
貯蓄率は、高齢化とか福祉政策の充実に伴って、1970年代から長期的に低下傾向にあったんですよ。
まさに、今の年金世代の人は、若い時には高かった貯蓄率を減らし続けてきた世代なんですよ。若い時には貯蓄率高くて、年取って貯蓄率が低くなった、なんだ、今の若者と変わらないじゃないか!
それがここにきて、不安感の増大から、貯蓄率の上昇がみられているんです。
それも若者中心に。その不安感の解消も無しに、金使えと言っても、無理なんじゃないでしょうか?

インフレを知らないからお金を寝かしておくリスクにも実感がわかない。野村証券の試算によると29歳以下の若者の1年後の物価上昇予想(期待インフレ率)は1.9%だ。全世代平均は2.1%で、インフレを知らない若年層の物価上昇「期待」は一貫して低めだ。


野村証券の人にこんなこと言われてもなぁ、何言っているんだかです。
1990年代後半からのデフレ下で、おカネを寝かせておいた人は、結構成功したんですよ。
何しろ、銀行の定期預金に入れっぱなししておけば、資産はデフレ下で多少なりと増えたんですから。
これが、日本株とか○村証券の投資信託に投資していたら、
資産が減っていた可能性が高いんですよ。
ということは、若者は、今の時代に適した、資産活用しているわけじゃないですか。
そりゃ、おカネを寝かせておくリスクに実感わかないですよ。その代わり、アクティブ投資のリスクは充分実感しているかもしれませんね^^

今の若者の
デフレ下での目先の消費の抑制と貯蓄による資産管理(お金を寝かせる)
ということは、大変合理的な経済行動なんじゃないでしょうか?

確かに、ドンドンお金使って、経済を回せ、
と言いたい気持ちがわからないわけじゃなけど
あまりにも、身勝手な主張じやないかとも思うんです。

最後には

人手不足もあって、モノの値段が下がり続ける中でもサービス価格は上昇中だ。若者消費が熱を帯びれば経済の体温も少しずつ上がるだろう。「デフレから脱却できるかは若者の動向が大きなカギを握る」(野村証券の木下智夫氏)。インフレを知らない世代が、インフレをもたらす日はそう遠くないかもしれない。


という、無難なオチなんですけど。

若者の消費行動にもっとも大きな影響を与えている、高齢者にも言及してほしかったなぁとは思うんですよね。


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コメント

No title

あれ、この記事書いてる記者は1993年生まれの23歳で若者が貯蓄優先なのは無理も無い、当たり前だという論調に読んだんですが。記事タイトルと内容がかい離してるから読み違えたんじゃないでしょうか。

>総務省によると1999年から2014年にかけて30歳未満の消費支出は14.6%減少した。ほかの年代も似たり寄ったりで支出の減少幅は平均で約12%。30~39歳に限れば25.8%も減った。

これだと稼いでるのに消費しないのは30代の青年と中年の境の年代ですよね。

この記事は暗に、我々ゆとり世代のせいじゃないよ、と言ってるように読めます。

No title

遅れをとってはいけないと思い、どんどん買い物競争してました。今では今日より明日方が安くなり、早く飛びつく事が遅れる事になっています。消費はとにかく先延ばしにせんと時代に乗り遅れます。

Re: No title

さいもんさん、コメントありがとうございます

> あれ、この記事書いてる記者は1993年生まれの23歳で若者が貯蓄優先なのは無理も無い、当たり前だという論調に読んだんですが。記事タイトルと内容がかい離してるから読み違えたんじゃないでしょうか。
>
> >総務省によると1999年から2014年にかけて30歳未満の消費支出は14.6%減少した。ほかの年代も似たり寄ったりで支出の減少幅は平均で約12%。30~39歳に限れば25.8%も減った。

私は、「そんな「ゆとり世代」の冷めた物価観や消費行動が一因かもしれない。」
という部分で、ゆとり世代に大きな原因があるのかと思ってしまって。

>
> これだと稼いでるのに消費しないのは30代の青年と中年の境の年代ですよね。

30代までゆとり世代なのかと思ったら、20代までなんですね。

>
> この記事は暗に、我々ゆとり世代のせいじゃないよ、と言ってるように読めます。

なるほど、そうも読めますね^^
そこまでは気が付きませんでした。

Re: No title

たんちんさん、コメントありがとうございます

> 遅れをとってはいけないと思い、どんどん買い物競争してました。今では今日より明日方が安くなり、早く飛びつく事が遅れる事になっています。消費はとにかく先延ばしにせんと時代に乗り遅れます。

昭和は遠くなりにけりだなぁと思います^^

No title

apple to appleでの比較はしないんだけど、正しそうな論理に見せかけてるように見受けられます。
結論への帰結も強引な感じ、文字数制限からですかね。 

個人的には40代中盤くらいから下の人はインフレなんて意識したことは無いと思います。

No title

こんにちは

>イヤ、その前に給与を上げろってことですよね。

同感です。
十分な所得があるから日常の消費ができるのだし
今後も所得が増えると思うから、大きな消費に踏み切れるのだと思います。
所得が増える期待が薄いなかでは、消費は盛り上がらないし、期待インフレ率も上がるとは思えないですね。

Re: No title

Colorless Freedomさん、コメントありがとうございます

> apple to appleでの比較はしないんだけど、正しそうな論理に見せかけてるように見受けられます。
> 結論への帰結も強引な感じ、文字数制限からですかね。 
>

「apple to apple」お恥ずかしならが、意味がわからずに調べました
ビジネス英語なのですね。
「apples to oranges」と並んで使えると面白いかな^^

この記事、タイトル詐欺のようで、、タイトルに煽られて、つい脊椎反射的にブログ題材にしてしまいました。


> 個人的には40代中盤くらいから下の人はインフレなんて意識したことは無いと思います。

バブル期ぐらいに成人になった方から以後は、あまりインフレの印象無いんでしょうね。

Re: No title

小黒とらさん、コメントありがとうございます

> こんにちは
>
> >イヤ、その前に給与を上げろってことですよね。
>
> 同感です。
> 十分な所得があるから日常の消費ができるのだし
> 今後も所得が増えると思うから、大きな消費に踏み切れるのだと思います。
> 所得が増える期待が薄いなかでは、消費は盛り上がらないし、期待インフレ率も上がるとは思えないですね。


生産性ということを最近よく耳にします。
生産性が低いことを盾に、給与を据え置きたいんでしょうか?

長いことグローバル化、付加価値、生産性、などでけん制され続けてきましたから。

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